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回遊魚(マグロ等)用集魚装置

はじめに

弊社では、集魚装置特にマグロ漁に使用できる特定周波数帯に特化した集魚装置の開発の準備を行っています。
音を使用した集魚法は以前から真鯛の養殖などに使用されてきた技法ですが、真鯛の養殖の場合は、稚魚の頃から給餌時に音を鳴らしてこれを馴致させ給餌効率を上げるために用いられてきました。
今回この装置の開発を行うことになったきっかけは、クロマグロが水中音に対し反応行動を起こすという実験結果を見つけ興味を持ったためです。
クロマグロもシャチやイルカ、鯨等と同様に聴覚を持ち周波数や音圧により反応するというものです。
その中でも特定の周波数に対し威嚇行動を取るという現象が見られることからマグロの群れを漁場に引き寄せることができるのではと考えました。
近年釣り用のアタッチメントでも音により魚を誘き寄せるための装置が各種開発販売されていることからも水揚げ高の増加の手助けになればと考えています。

仕様概要

■ 特徴

装置全体が樹脂で覆われた完全防水構造。
スピーカー、音源、アンプを内蔵。
水中でのみ自動的に発音する制御機能を装備。
連続使用可能時間 12時間(予定)

■ 発音

・周波数(予定) 50Hz?1kHz 中心周波数500Hz
・種類(発音周波数は固定)
  一定周波数の発音
  2種類または複数の周波数の発音
  周波数のスイープ機能

構造1

構造2

■ 制御基板について:
 制御基板では下記の制御を行います。
・充電式バッテリーの充放電の制御と監視。
・スピーカーユニットを駆動するアンプのON/OFFの制御。
・スピーカーユニットを駆動するアンプへの発信周波数の生成と制御。
・水中センサーの監視。上記スピーカーユニット駆動アンプのON/OFF  制御のために使用。

■ 水中センサーについて:
水中センサーは、本体が水中にあるかどうかを判断するために搭載していま す。
本体が水中にある時のみ、スピーカーからの音を鳴らさないようにするため (スピーカーからの音量が大きいため)と筐体を完全防水構造に保つために電 源スイッチ等の役目をさせるための機能に連動させています。

構造3

本体の海中での姿勢を下記に示します。

使用例1

使用例2

使用例3

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